ジョホールバル（Johor Bahru）はシンガポールとの国境にあるマレーシアの都市です。
シンガポール中心部から約1時間と近いため、シンガポールと一緒にジョホールバルも訪れる旅行者も多いです。
シンガポールからジョホールバルへの行き方をまとめます。

１、バス（乗り方）

安いし便利で、ジョホールバルへの交通手段で1番おすすめです。

但、ジョホールバルからシンガポールへの通勤者が帰宅する夕方は混雑し、特に金曜の夜はかなり混みます。

複数のバス会社が運行しており、シンガポール各地とジョホールバルを結んでいます。

ブギス（Bugis）のバス停がシンガポール中心街にあり、利用しやすいです。

どのバスもシンガポール側の国境であるウッドランズチェックポイント（Woodlands Checkpoint）で一度止まります。

国境で一度バスから降り、建物の2階にある出国審査場（Immigration）で出国手続をします（パスポートと出国カードを提示）。

審査場を通過し、1階に降りるとバス乗り場があるので、同じバス会社のバスに乗ります
（会社が同じなら別の運転手のバスでも大丈夫ですが、切符の提示が求められる事もあります）。

ジョホール海峡を渡る埋立道であるコーズウェイ（Johor–Singapore Causeway）を1キロほどバスで進むと、
マレーシア側の国境であるジョホールバルチェックポイント（Johor Bahru Checkpoint）に到着します。

再びバスを降り、イミグレーションで入国審査をした後、
歩いてジョホールバルセントラル（JB Sentral。JB Sentral鉄道駅の駅ビル）に抜けると、
そこはもうジョホールバルの中心街です。

入国審査後またバスに乗り、ラーキンバスターミナル（Larkin Bus Terminal。マレーシア各地への長距離バスが発着）まで行く事もできます。

 

２、バスの発着場所・時刻・運賃・所要時間

(1) ブギス（Bugis）発着

ブギスMRT駅そばのクイーンストリートバスターミナル（Queen Street Terminal）から、JBセントラルを経由し、ラーキンバスターミナルまで運行しています。

バス停の地図は↓こちらです。
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バス会社は以下の3種類ありますが、(a)か(b)の発車が早い方のバスをお勧めします。

(a) コーズウェイリンク（Causeway Link）
ニコちゃんマーク入りの黄色い車体のバスです。
本数が比較的多く、支払にはEZLinkカード（スイカのような電子マネーカード）が使えます。
運賃・・往路3.3シンガポールドル（以下S$）、復路3.4マレーシアリンギット（以下RM）
クイーンストリート発車時刻（往路）・・6:00～23:45
ラーキン発車時刻（復路）・・4:00～23:00
所要時間・・40～60分
運行頻度・・15分～30分おき

(b) シンガポールジョホールエクスプレス（Singapore-Johor Express）
赤とグレイの車体のバスで、切符は乗車前に現金払いで購入します。
運賃・・往路 S$3.3、復路 RM3.4
クイーンストリート発車時刻（往路）・・6:30～22:30
ラーキン発車時刻（復路）・・6:30～22:30
所要時間・・40～60分
運行頻度・・15分～30分おき

(c) SBSトランジット（SBS Transit）
170番の路線バスです。
各停留所に停まるため、時間がかかりますが、深夜まで運行しています。
運賃・・ S$1.96 (EZ-Linkカード)、$2.5 (現金)
クイーンストリート発車時刻（往路）・・5:20～24:10
ラーキン発車時刻（復路）・・5:20～24:30
所要時間・・約100分
運行頻度・・12分～20分おき

 

(2) クランジ（Kranji）発着

(a) コーズウェイリンク
クランジMRT駅（Kranji MRT Station）から、JBセントラルを経由して、ラーキンバスターミナルまで運行しています。
運賃・・往路 S$1.5、復路 RM1.9
クランジ発車時刻（往路）・・4:30～23:30
ラーキン発車時刻（復路）・・4:15～23:00
所要時間・・約40分
運行頻度・・15分～30分おき

(b) SBS Transit
170X番のバスがクランジMRT駅向かいのバス停（Opp Kranji Stn）から、JBセントラルまで運行しています。
運賃・・往路 S$1.37。復路 S$1.41 (EZ-Linkカード)、現金だと約$2
クランジ発車時刻（往路）・・5:36～23:30（土曜は24時まで）
JBセントラル発車時刻（復路）・・6:10～24:00
所要時間・・約40分
運行頻度・・2分～17分おき

 

(3) ニュートン（Newton）発着

コーズウェイリンクのCW5路線が、ニュートンMRT駅のそばの屋台街ニュートンフードセンター（Newton Food Center）から南のバス亭から、ジョホールバルチェックポイントまで運行しています。
運賃・・往路 S$3.3、復路 RM3.4
ニュートン発車時刻（往路）・・6:00～23:30
JBチェックポイント発車時刻（復路）・・5:00～22:30
所要時間・・40～60分
運行頻度・・15分～30分おき

 

(4) ウッドランズ（Woodlands）発着

路線バスの950番が、ウッドランズMRT駅にあるバス停（Woodlands Temporary Bus Interchange）からJBチェックポイントまで運行しています。
運賃・・往路 S$1.07(EZ-Linkカード)、現金はS$1.6
ウッドランズ発車時刻・・5:30～23:30
所要時間・・約20分
運行頻度・・9分～12分おき

 

(5) チャンギ空港（Changi Airport）発着

トランスター旅行社（Transtar Travel）のバスのTS1路線で、チャンギ空港の第2ターミナルとジョホールバルチェックポイントの間を運行しています。
運賃・・往路 S$9(EZ-Linkカード)、現金だと$10。復路 RM10
チャンギ空港発車時刻（往路）・・8:15～23:15
JBチェックポイント発車時刻（復路）・・5:00～21:00
所要時間・・往路 105分、復路 約2時間
運行頻度・・1～2時間おき

 

(6) その他

リゾートワールドセントーサ（Resort World Sentosa）やマリーナスクエア（Marina Square）からも、
ジョホールバルチェックポイントへのバスがあります（運行はトランスター旅行社）。

上記は全てコーズウェイ経由のジョホールバルへの国際バスですが、
西の国境のトゥアス・セカンドリンク（Tuas Second Link）経由でマレーシアに行くバスもあり、
ジュロンイーストインターチェンジ（Jurong East Bus & MRT Interchange）やブオナビスタ（Buona Vista）から発着しています。

 

３、タクシー

(1) 国際タクシー乗り場

大きなスーツケースがあったり、小さい子供連れの場合は、タクシーがお勧めです。

ジョホールバルへは、一般タクシーではなく、越境が許可された国際タクシーを使います（※）。

国際タクシー乗り場は、ブギスのクイーンストリートバスターミナル隣のバンサンストリートタクシーターミナル（Ban San Street Taxi Terminal）にあります。

乗り場には、シンガポール登録のタクシーとマレーシア登録のタクシーが両方来ます。

シンガポール登録タクシーの行先はラーキンバスターミナルで固定ですが、
マレーシア登録タクシーだと、マレーシア各地に行けます。

料金はラーキンバスターミナルまで片道1台S$48で、
乗合タクシーだと1人S$12です（4人集まったら出発）。

所要時間は35～55分です。

シンガポール出国とマレーシア入国はタクシーに乗ったまま可能です（パスポートと出入国カードを運転手に渡します）。

（※）一般タクシーだと、シンガポール国境（ウッドランズチェックポイント）までは行けますが、マレーシアには入れないため、
タクシーから降りてシンガポール出国手続をした後、バスに乗り換えてマレーシア国境（JBチェックポイント）に行く事になります。

 

(2) タクシーチャーター

電話やインターネットでタクシーをチャーターできます。
タクシー会社に場所と時間を指定すると、タクシーが迎えに来ます。

料金はシンガポール各地からJBセントラルまで片道1台S$90～140程度です。

多人数乗れるバンやミニバスもチャーターできるため、団体でジョホールバルに行く時は便利です。

 

４、電車

KTMシャトルテブラウ（KTM’s Shuttle Tebrau）という短区間の往復列車が、
ウッドランド電車チェックポイント（Woodlands Train Checkpoint）とJBセントラルの間を結んでいます。

運賃・・シンガポール発はS$5、マレーシア発はRM5

乗車時間・・5分弱

運行間隔・・30分～3時間

マレーシアからシンガポールへの通勤ラッシュ時の渋滞緩和目的で導入されたため、
朝の通勤時間帯のみ30分間隔で、他の時間帯の本数は少ないです。

出国・入国手続はそれぞれ乗車の前と後に行います。

ウッドランド電車チェックポイントの最寄りのバス亭（Woodlands Train Checkpt）には、以下の番号の路線バスが止まります。
170・170A・178・856・903・911・912・913・950・NR2

なお、ウッドランド電車チェックポイントは、シンガポール国境のウッドランズチェックポイントから約200メートル南東にあり、両者は別の施設です。

 

５、自家用車でドライブ

コーズウェイかトゥアスセカンドリンクを通って、
シンガポールからジョホールバルまでドライブできます。

越境時、通行料がシンガポール側でS$2.7～3.8、マレーシア側でRM6.8～9.7かかります（EZ-Link, NETS FlashPay等の電子マネーカード払いのみ。現金払い不可）。

なおシンガポール国外で登録された車でシンガポールに入国する場合、
道路返礼料（RRC：Reciprocal Road Charge）がS$6.4かかります。
また平日2:00～17:00にシンガポールに入国すると、
車両入国許可（VEP：Vehicle Entry Permit）料が1日S$35（バイクはS$4）かかります。

 

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